パーソナルカラーの診断にはいろいろな方法がありますが、
フェリーチェのパーソナルカラー診断でも方法の1つとして取り入れている、12タイプ分類『Sci/ART(サイアート)パーソナルカラー』を詳しくご説明したいと思います。
この記事はチョット難しめです。
ですが、しっかり知ってみたい方のための内容になっております!
カンタンで分かりやすいご説明ページも別でUPしておりますので、
ぜひそちらもご一読ください→12タイプ診断カンタン解説!
ヨーロッパ生まれ Sci/ART(サイアート) パーソナルカラー
Sci/ART(サイアート)パーソナルカラーは1995年に誕生した診断方法です。
創設者であるKathryn Kaliszは、もとはマンセルカラー社(マンセル財団)のマスターマンセルカラリストの1人でした。色彩を学ばれた方でしたら、マンセルはご存じですね!
色彩理論の原型を作り上げるところですので、色彩学はもちろん芸術、物理、生物など幅広い知識が問われる分野のスペシャリストといえるでしょう。
7年在籍後に独立。
Kathrynは、春夏秋冬の4タイプの中間”ニュートラルシーズン”に存在する人々に対する正確な診断の必要性から新たな診断手法を生み出しました。
生物学と色知覚における心理学的知見も踏まえた正確な分析につなげられる手法として、
今日まで発展を続けている診断法がサイアートパーソナルカラー診断になります。
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サイアートパーソナルカラーは似合うタイプを12に分類
パーソナルカラーのベーシックな診断方法では、似合う色を「春夏秋冬」4つの季節になぞらえてタイプ分けする4シーズン法がありますが、
サイアートでは、そこからさらに「true」「soft」といった明度や彩度などに関わる特徴を見分け、似合う色を12タイプに分類して診断をおこないます。
メリット:似合う色がピンポイントでわかる!
細かくタイプ分析することで、『あなたに似合う色はこの色!』とピンポイントでベストカラーをお伝えすることができます。
例えばパーソナルカラーが「サマー/夏タイプ」と診断された場合、
同じサマータイプの中でも
「より明るくパステルに近いタイプなのか」
「淡い色のほうが似合うタイプなのか」など、
さらに細かい特徴まで診ることで具体的にベストカラーを診断することができます。
極端な例として、
春タイプと夏タイプの両方が良さそうな人がいた場合でも、ニュートラルシーズンという考え方があるサイアートでは、春と夏という区分にとらわれずに診断を進めることができるので、最終的に似合う色を導き出すことができます。
それではサイアートパーソナルカラー診断の具体的なキホン知識をみていきましょう。
Sci/ARTパーソナルカラー 知識①
ベースカラーの考え方
サイアートパーソナルカラー診断のキホンの考え方にあるのが「ベースカラー」です。
一般的なパーソナルカラーではイエベブルベなど呼ばれますよね。サイアートでは呼び方はそれぞれ少し違います。
- イエベ → ウォームサイド(warm side)
- ブルベ → クールサイド(cool side)
イエローベースの色はあたたかい雰囲気を感じる色が多いので「ウォーム」
ブルーベースの色はひんやりと冷たい雰囲気を感じる色が多いので「クール」
このようなネーミングで呼ばれています。
サイアートパーソナルカラーのベースカラー診断でも、イエローベース/ブルーベースの判定とほぼ同じ基準となります。
Sci/ARTパーソナルカラー 知識②
色に優先順位がある
いくつかある12タイプ診断方法の中でも、
サイアートパーソナルカラー診断ならではの考え方には【色の優先順位】があります。
一次色、二次色、三次色といった考え方で、
それぞれ
- プライマリー(一次色)
- セカンダリー(二次色)
- ターシャリーヒュー(三次色)
ブライマリー、セカンダリー、ターシャリーヒューと呼ばれます。※ヒューは色相(しきそう)という意味です。
プライマリー
ブライマリーは一次色です。
「基本色」「土台になる色」というニュアンスですね。
赤・黄・青がこのブライマリーカラーです。
セカンダリー
セカンダリーは二次色。
ブライマリーを混ぜ合わせることで出来る色なのでセカンダリーとなります。
オレンジ、グリーン、バイオレットがセカンダリーカラーです。
ターシャリーヒュー
ターシャリーヒューは三次色。
プライマリーとセカンダリーを混ぜて出来る色のことです。
例えば、イエローグリーンやレッドバイオレットがターシャリーヒュー(三次色)に含まれます。
このように赤や緑や黄を同じ位置関係で考えるのではなく、3段階に分けて考える点がサイアートパーソナルカラーの特徴の1つと言えます。
Sci/ARTパーソナルカラー 知識③
明度と彩度が大切
明度と彩度の考え方は、他のパーソナルカラー診断の多くも共通した部分でしょう。
しかし、この明度と彩度を重要視する点がサイアートパーソナルカラー診断のポイントです。
似合う色を見つけていく際に、
◎どのくらいの明度(明るさ)が肌と調和するのか?
◎どのくらいの彩度(鮮やかさ)が肌と馴染むのか?
これをRich and DarkやSoft and Mutedといった区分に落とし込み、最終的な分析へとつなげる糸口にしていくのです。
この点を見極めるプロセスは、サイアートパーソナルカラー診断で重要な要素と考えられています。
Sci/ARTパーソナルカラー 知識④
精密な診断方法
サイアートパーソナルカラーの診断の流れは大きく4ブロックに分けられます。
ポイントなのがベースカラーである「ウォーム」「クール」判定に3つの診断を行うことです。
春夏秋冬4タイプを各エリアと考え、1エリアごとに立体的に捉えて1つ1つの可能性を見極めていくため、とても精密に行う特徴があります。
①ハンドボードテスト
《ウォーム・クール判定①》
手の甲を規定のカラーボードの上に置き、手の肌色の見え方をチェックします。
よく手首の血管でセルフチェックをしている方を見かけますがそれとは異なり、
ボードカラーの手(肌色)の相性を同化・対比の効果によってどのように変化するかを見る目的があります。
②ブラック、ブラウン、ゴールド、シルバーテスト
《ウォーム・クール判定②》
ドレープと呼ばれる布を使用し、顔の下に布を当てて肌映りの変化を見ていきます。
特徴なのがブラックとブラウン、ゴールドとシルバーの4タイプの色をあてることです。
これは、低明度と高明度の両極端な要素を加えたうえで、ウォーム・クールのどちらでどのような変化が見られるのか?に注目したものです。
イエベブルベ判定と全く同じではありませんが、明度にも注目した上でウォームサイド(warm side)とクールサイド(cool side)でどのように変化するのかを診断しています。
③RED TEST
《ウォーム・クール判定③》
引き続きウォームとクールの判定に、今度は赤色のドレープによる診断を行います。
ここでは彩度に注目していくことになります。
赤(RED)は基本的に彩度が高い色であり、その上でウォームとクール(=イエベブルベ)の判定を出していくのです。
※このような診断手順の背景には、生物学や物理学などの学問により実証済みの法則がさまざまに存在しています。(最も連想しやすいのはウェーバー・フィヒナーの法則ですね。)
④Season Test
ここで初めて12タイプの中でどの色がベストなのか?の診断へと移ります。
サイアートパーソナルカラー診断の12タイプはこのような図式に表すことが出来ます。
この12タイプのどこからスタートするか?は、ここまでの流れによってお一人ずつ異なってきます。
基本としては対角線上のタイプと比較するところから始めていきます。
例えば、TRUE WINTERならTRUE SUMMERを比較対象とします。
つまりブルベ系の色がお似合いになりそうな女性がいたとしても「冬も夏もOK」といったざっくりとした診断結果にはなりません。
これがサイアートパーソナルカラー診断の特徴です。
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『なんだか難しそう。』と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが似合う色のベストカラーが知りたい!という方には最適な診断方法なんです!
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